ケアマネのためのより良いプランにするためのアセスメントのポイント

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課題分析をする上で大切な家族とは

家族は、利用者本人を支援する上で、家族の意向はとても重要です。

 

援助職の働きかけによって、
利用者ご本人に最も近い社会資源にもなり、
援助職の支援の対象にもなりうる大切な存在です。

 

社会学における「家族」は、定義が難しい時代になっているといわれています。

 

そこで、看護学における家族の定義を挙げてみます。

 

フリードマン: 家族とは絆を共有し、情緒的な親密さによって互いに結びつき、
       かつ、家族の構成員として互いに認め合っている2人以上の人々。

 

ライト: 家族とは、強い感情的な絆、帰属意識、お互いの生活に関わろうとする
    情動によって結ばれている個人の集合体。

 

ハンソン: 家族とは、お互いに情緒的、物理的、経済的サポートを
     保管家族員に頼っている二人かそれ以上の人々。

 

このように、家族の定義がされています。

 

家族の定義は、理論家や研究者によって違いがありますが、
共通する家族の定義として、以下の2点を挙げることができます。

 

 1. 絆や情緒的な結びつきを有する。

 

 2. 家族であることを自覚している人たち。

 

ひとくちに、「介護する家族」と言っても、本人との続柄などにより、
その思いや葛藤は様々です。

 

介護される人、そして、介護する家族の思いに寄り添いながら、
ケアマネジメントをしていくことが必要です。

 

そして、ケアマネージャーは、利用者主体を成り立たせるために、
家族がどのように考え、どのような意向があるのかを知ることが大切です。

 

支援者であるケアマネージャーが、
意識的に、或いは無意識に、自分の家族に対する考え方を押し付けてしまうと、
適切なアセスメントができません。

 

ケアマネージャーは、目の前の利用者と家族の経歴を理解し、
中立な立場で接することが必要です。

続柄とその思いの例

夫婦: 夫婦には、介護して当然という周囲の期待があります。
    そして、夫婦には、子どもや周囲には負担をかけたくなという思いもあります。

 

実親: 核家族化によって、子にかかる負担はかなり大きくなっています。
    また、遠慮のなさと成育歴、家族制度による葛藤が生じます。

 

義理親: 血のつながりがないことによる葛藤が生じます。
     また、特に嫁の立場では、実親の介護よりも優先しなければならないと言う負担感がある場合もあります。

 

男性介護: 男性が介護をする場合、基本的な介護能力が低いことが多いです。
      また、自己責任意識と愛情表現による束縛に悩まされる場合があります。