ケアマネのためのより良いプランにするためのアセスメントのポイント

MENU

ストレングスモデルとは

ストレングスモデルとは、
主に精神障害のケースマネジメントなどで発展した考え方です。

 

ストレングスモデルの「ストレングス(Strength)」とは、
ケアプランを作るときにポイントになる、
本人と環境の両方にある強さのことをいい、
ストレングスモデルとは、全ての人やその人を取り巻く環境には、
強さであるストレングスがあるので、
それを中心にアプローチして行こうとする考え方をいいます。

 

つまり、その人が元来持っている強さに注目し、
それを引き出して活用していこうとするものです。

 

ケアマネージャーは、常に事故を予防しようとする意識が働いてしまい、
利用者ができないことに意識が向いてしまいます。

 

ですが、ケアプランを作成する際には、
利用者ができること、できないことの両方を、
正確に捉えなければなりません。

 

ですから、課題分析においては、
できないことばかりに注目しないようにする必要があり、
ストレングス(強さ)にも注目することが必要です。

 

事故を予防するためにも、できないことだけではなく、
本人と環境のストレングスを探し出し、
開発して行こうとする考え方が必要なのです。

 

さて、ストレングスを大きく分けると、
本人のストレングスと、環境のストレングスに分けられます。

 

C・ラップ(チャールズ・ラップ)は、
「全ての人にはストレングス(強さ)があり、
生活に抱く願望や抱負、個人の素質、特質、技術、才能、そして環境の中に、
ストレングスがある。」としています。

 

たとえば、ストレングスには、以下のようなものが挙げられます。

 

・本人のストレングス

 

人柄(個性)、才能、技能、生活に抱く願望や抱負、興味、
良い生活習慣の継続、経験、経験からくる自負など。

 

・環境のストレングス

 

年金受給や保険利用ができるなどの制度的環境、
家族仲が良い、近隣に知人が住んでいるなどの人的環境、
持ち家である、一階に住んでいる、道路が広い、駅に近い、スーパーが近いなどの住環境など。

 

課題分析は、利用者さん本人も気がついていない利用者のストレングス、
環境のストレングスなどに注目し、アセスメントを行うことが必要です。

 

そして、ストレングス志向のアセスメントを行うためには、
以下のような要素が必要です。

 

・人が望むもの、希望するもの、ほしがるもの、夢見るもの、才能、技能、知識。

 

・利用者がおかれている状況の観点から情報を収集すること。

 

・「今」、「ここで」にスポットを当てながら、
これからどうしたのかという「将来」や、今までどのようにしてきたのかという「過去」についても話し合いをする。

 

・個人と環境の中で自分が望むものは、利用者本人が決定する。

 

・アセスメントは関係性が基盤になる。

 

・励ましや助言、承認は、アセスメントの過程においては不可欠である。

 

・自然な支援ネットワークの活性化と形成について調べる。

 

・利用者には、権威と所有意識がある。

 

・「私はあなたから何を学ぶことができますか?」と尋ねる姿勢。